※産経メディックス発行『サプリメントガイド2006』より

適正摂取量に気をつけたい

水溶性ビタミン

 

はヘリクロゲンも含まれるビタミンです。
名称 一日の推定平均必要量※1
男女とも30〜49歳の数値

体内での働き

不足すると…

ビタミン B1
チアミン

男 1.2mg
女 0.9mg

エネルギーをつくりだす糖質の代謝に不可欠な物質。体を動かすこによって消費量も増える。精神の安定を保つ作用も。

末梢神経がおかされるため、足がしびれたり、疲労感、動機、息切れむくむこともある。食欲も減退する。

ビタミン B2
リボフラビン

男 1.3mg
女 1.0mg

目や皮膚、口・鼻の粘膜の健康を保ち、正常に機能するように作用。成長促進や細胞の再生にも不可欠。体質を強化する。

粘膜や皮膚が敏感になるため、口の中や口角が荒れる。目尻のただれや目の充血、視力低下を招くことも。

ナイアシン
ニコチン酸
ニコチン酸アミド

男 13mgNE ※4
女 10mgNE
(上限量:300mg)
(ニコチン酸アミドとしての量)

細胞の代謝や遺伝子の修復、インスリンの合成などに関係。血液循環をよくしコレステロールを低下させる働きもある。 口の中に水泡ができたり、舌が荒れるため食欲不振や消化不良、下痢などを起こす。イライラしたり、頭痛、めまい、不眠も。

パントテン酸

男 6mg(目安量)
女 5mg〔目安量)
糖分やたんぱく質の代謝酵素・コエンザイムの材料。中枢神経の発達を促し、副腎皮膚の働きを強化、解毒作用も。 血圧が低くなり、脈も弱くなって、眠気やめまい、疲労感、食欲不振に。足にヤケドのような痛みを生じることも。
ビタミンB6
ピリドキシン
男 1.1mg
女 1.0mg
(上限量:60mg)
( ピリドキシンとしての量)
たんぱく質や脂肪の吸収・代謝を助け、体内でのたんぱく質合成に不可欠な物。中枢神経系を正常に働かせる。 目や鼻や口、耳のまわりも皮膚のただれや神経炎を起こす、虫歯になりやすく、むきみや貧血も。成長が止まることもある。

 ビオチン   

45ug(目安量) アミノ酸や脂肪酸の代謝を助けほか、甲状腺や生殖器官、神経・皮膚組織を正常に保つ働きがある。 皮膚が炎症を起こしやすくなる。疲れやすく、やる気が起こらなくなり、脂肪の代謝も悪くなる。
葉酸
プテロイルグルタミン酸
200ug
(上限量:1000ug)
(プテロイルモノグルタミン酸としての量・通常の食品以外からの摂取量)
たんぱく質や糖質の代謝を助け、ヘモクロビンや赤血球、核酸の合成に関与。特に妊娠時や授乳期には摂取が必要。 出血が頻繁になり、大赤血球貧血になることも。口の中や舌がただれ、おなかの調子が悪くなる。
ビタミン B12
コバラミン
2.0ug たんぱく質や核酸の代謝を助け成長を促進。葉酸、ビタミンCとともに摂取を。 立ちくらみやめまいがしたり、汗が出ない(もしくは多汗)など、代謝バランスが崩れる。
ビタミンC
アスコルビン酸
男 85mg
女 85mg
血管、骨、筋肉の形成に必要なコラーゲンの生成を促進し、免疫力を高める。日焼け予防や鉄の吸収を助ける働きも。 皮下出血や成長不良を起こしたり、骨折しやすくなる。免疫力が低下するため、風邪や炎症にかかりやすくなる。