※産経メディックス発行『サプリメントガイド2006』より

骨や歯の形成、心臓、血液などの体の機能の維持や調整に必要な
ミネラル                    はヘリクロゲンも含まれるビタミンです
名称 一日の推定平均必要量※1
男女とも30〜49歳の数値

体内での働き

不足すると…
カルシウム
Ca

男 650mg(目安量)
女 600mg(目安量)
(上限量: 2300mg)

骨や歯の形成に不可欠な成分。血液の凝固を助けたり、筋肉や神経を正常にする作用も イライラして神経が過敏になる。歯や骨がもろくなり、成長が不十分になることも。

Fe

男 6.5mg
       女 5.5mg(月経なし)
         9.0mg(月経なし)
(上限量:男 50mg
       女 40mg)

赤血球(ヘモクロビン)の構成成分で、各細胞へ酸素を運ぶ役割をになう。成長促進や免疫にも関与する。 皮膚が蒼白になり、息切れを起こす。また、疲れすくなり、忘れっぽくなる。

マグネシウム
Mg

男 310mg
女 240mg
(上限量:350mg)
(通常の食品以外からの摂取の場合)

糖質の代謝を助け、心臓や血管系を健康に保つ。また刺激による筋肉や神経の興奮を正常に戻す役目をになう。 けいれんやふるえを起こす。思考力や集中力が低下すことも。
リン
P

男 1050mg(目安量)
女  900mg(目安量)
(上限量:3500mg)

血液中の酸やアルカリを中和し、糖質の代謝を円滑にする。体内のカルシウムバランスを保つ役目を果たす。 摂取する食品中に十分含まれるため、不足することはないが、ビタミンDの不足はリンの利用率を悪くする。
カリウム
K
男 2000mg(目安量)
女 1600mg(目安量)
主に細胞の内側の体液に含まれ、その濃度を調整している。筋肉がエネルギーを作り出すときにも不可欠。 筋肉が低下し、条件反射などが緩慢に。脈が飛んだり、腸の動きがスムーズでなくなる。
ナトリウム
Na
600mg
(食塩相当量 1.5g)
血液や細胞間液など、細胞の外側の体液中に存在し、それらの濃度を調整する。 消化液の分泌が減退する為、食欲がなくなる。大量の発汗をみる。全体的なだるさやめまい、嘔吐も。
 
マンガン
Mn

男 4.0mg(目安量)
女 3.5mg(目安量)
(上限量:11mg)

骨の形成を促進し、肝臓や骨の酵素作用を活性化する。疲労やイライラを和らげ、記憶力を増進させる。 骨や軟骨の発育が阻害される。傷の治りが悪く、慢性的に疲労感がでる。
亜鉛
Zn
男 8mg
女 6mg
(上限量: 10mg)
細胞分裂に不可欠な元素。皮膚、骨格、味覚、生殖器官の発達や維持に関与し、有害金属から人体を守る働きも。

成長期に不足するとさざまな弊害がでる。傷や病気の回復が遅れ、味覚を感じられなくなる。


Cu
0.6mg
(上限量:10mg)
体内でのヘモクロビン合成を促進。鉄の吸収を助ける。 ヘモクロビンが減少する為、貧血を起こしやすくなる。また骨折しやすくなる。
ヨード(ヨウ素)
I
95ug
(上限量:3000ug)
成長を促進し、成人では基礎代謝を盛んにする。髪や爪・皮膚を健康に保つよう作用。甲状腺ホルモンの成分。 疲れやすく、肥満気味に。新陳代謝が損なわれ甲状腺肥大にまることも。
コバルト
Co
  ビタミンB12の構成元素。骨髄での造血に不可欠な物質で、赤血球・血色素の生成を促す。 立ちくらみや顔面蒼白など貧血気味になる。
セレン
Sa
男 30ug
女 20ug
(上限量:男 450ug
      女 350ug)
ビタミンEとともに体内の酸化を防ぐ抗酸物質として働き、組織の硬化・老化を防止する。 成長が阻害され、免疫力が低下する。心筋症の一種の克山病の原因ともなる。